衆議院解散総選挙

もう10月です!

弊社の創業百周年のイベントまで1カ月を切りました。鋭意準備中の中、衆議院解散のための選挙の公示がありました。

選挙にはたくさんの「紙」が使われます。

各政党のパンフレット、および候補者などのポストカード、便箋と封筒を使ったものも選挙運動などでたくさん目にします。

そんな中でも、花形なのは選挙ポスター。候補者の顔・指名・政党が表示された一番目につくツールです。

このポスターの紙は、ここ香川県では、合成紙ユポの一種のスーパーユポが人気です。

ユポはもともと、破れにくい、雨に強い、といった特徴がありましたが、スーパーユポはさらに印刷のしやすさ、乾燥性の向上、色の再現性のアップといった付加価値が評価されたように思います。

あとは選挙前に送られてくる「投票所入場整理券」。これは日本全国、選挙権のある人全員に送られますし、今回からは18歳以上も対象になるので相当な数量です。

次に、一般的には一番不思議な紙。「投票用紙」。

これも、ユポの種類のひとつが使われているわけですが、まず色の種類があります。

桃、浅黄、ウグイス、クリーム、オレンジなど・・・小選挙区、比例区などで色分けも容易ですし、鉛筆での筆記適性もあります。もちろん破れにくいですし、水にも強いし、偽造もされにくい(投票以外では販売していません)。そして、一番の特徴が、折り曲げても、元の状態に開こうとする、反発する力が強いこと。普通の紙ではこうはいきません。

投票函に二つに折り曲げて入れても、中ではすぐ開きますから、開票時の手間も省けて、開票スピードの短縮にも一役を担っているわけです。

大事な選挙ですが、年々投票率は下降傾向にあります。

この時にしか手にできない、体験できない「紙」の活躍を見に、投票所に出かけてみるのも

楽しいかもしれません。