緩衝材としての紙―守る 映える

デジタル化の波、少子化、さまざまな要因から減少が続いている印刷物。

新聞も取らない、雑誌も読まない。知りたい情報は携帯から・・・という昨今ですが、

そんな中、引き合いが増えてきているのが「緩衝材」としての「紙」です。

 

「ボーガスペーパー」なんて言葉を聞いたことがある人も多いと思います。

当初は、週刊誌や月刊誌の漫画用のブルーや黄色の色がついた更紙を抄いていた製紙会社が、抄紙する紙の色を変える時の漉きだしの色ぶれの紙(B品)をなんとか売りたい~が、緩衝材として流通しだしたのがスタートだと思うのですが、先述のデジタル化・少子化の余波をもろに受け、まず漫画雑誌の発行部数が減り、雑誌ごとに色を変えていた更紙も経費・無駄の節減で一本化され、色ぶれの紙も発生が少なくなりました。

 

その後、ネット通販の台頭により、緩衝材の需要が急激に伸びてきます。漫画更紙のB品の紙だけでは供給が追い付かなくなります。プラの緩衝材は環境によろしくない、SDGsで紙の使用の後押しもあり、大手通販会社の倉庫が都市圏以外にも建てられ、メルカリなどに代表される、個人での荷物の発送も増えだし、大量に「紙の緩衝材」が必要になってくると、なんでもいい、薄くて安かったらいいのだ、という流れに変わってきました。

そうなってくると製紙会社も、あまった紙を販売していたのが、「緩衝材用の紙」を生産ラインに組んで抄紙するようになります。余っていた紙を廉価で販売するのではなく、緩衝材用途の紙を作る、ということになりますので、紙の金額は適正になっていきます。

それでも、かなり薄い紙ですから、金額は安いものです。

 

そんな中、弊社も「緩衝材 ボーガスペーパー」を販売しております。

弊社の緩衝材は、一般の新聞紙より1.6倍厚く、緩衝材として使い勝手は大変良好です。

緩衝材用途だけでなく、冷蔵庫の野菜の保管、ペットのゲージの中敷き、粗相の後始末など、

巾広く使えます。

 

 

プレゼントやブランドイメージ、店舗ディスプレイなどに使える緩衝材の「紙パッキン」も扱っております。

 

  

 

他社ではあまり見ない「攻めた色」の紙を使って製品にしておりますので、一度、見てやってください。