抗菌紙
コロナ禍での生活も、一時と比べると落ち着いた感があります。
マスクの着用 手洗いや消毒 3密の回避・・・。
新しい生活様式を踏まえ、少しずつですが日常を取り戻しつつ、経済も回していかないといけない。
紙業界もかなりのダメージを受けましたが、周囲の動きだしに乗じて、少しはマシな状態になってきました。
企業のちらし、イベントの告知、旅行での土産物の函、様々な媒体に関わって、成り立っているのが痛いほどわかりました。
そんな中、最近、紙業界でよく聞く言葉が「抗菌」。
新型コロナウィルスや他のウイルスに対して、有効性があるわけではありませんが、ウイルスの不活性化、菌の低減などには効果があるようです。
何かにつけて気にすることが多いこのご時世に、少しの「安心」の付加価値を施した特殊紙になります。
機能性金属イオンを担持させることにより、高い抗ウイルス性能、消臭、
抗菌性能を持たせた「npi抗ウイルス上質」。
上質と名前がついているだけあって、厚みはほぼコピー用紙くらいの厚さです。
上質と名前がついていますが、価格帯は遥かに高いです・・・。
案内文、回覧で使用する紙としての用途は思いつきますが、少し一般的すぎる紙の上、電子メールの横行する世の中で、少し使い辛い印象があります。
病原菌やウイルスの増殖を抑える働きのある「銀抗菌剤」を塗布した「抗菌ナチュラル」。
こちらは厚みが190gほどあり、やわらかな黄味をおびた白色で、名刺、カードなどに使えそうな紙です。小さなものならば函に成型も可能な感じです。
抗菌作用のある原料を混合して抄いた和紙「抗菌和紙 自然色」。
ベースは奉書と思われます。強サイズ入りなので印刷もできます。
無蛍光なので、掛け紙や箸袋、使い捨てのランチョンマット等、衛生面で特に気を遣う外食産業などで力を発揮できると思います。
人が視るもの、触るもの、包むもの、贈るものの一つの「紙」。
まだまだ可能性はあるように思う、この新商品をどうぞ よろしくお願い致します。