イタリアからの新商品
台風に振り回されたお盆も終わりました。
これから少しは涼しくなるかな?
コロナ5類移行後に久しぶりに帰省された方も多かったと思いますが、国外からの観光緩和にともない、訪日外国人もたくさん見受けられました。
紙の世界も、海外からたくさんやってきております。
最近では「FAVINI TOKYO(ファビーニトーキョー)」「スプレンダーラックスFS」どちらもイタリアの紙です。
少し前(2018年)に入ってきた「カラープランFS」もイタリアの紙ですし、同時期に入ってきた「グムンドカラーマットFS」はドイツの紙、「ニーナコットン」はアメリカの紙です。
ファビーニトーキョーはエンボスの紙。スプレンダーラックスFSはキャスト紙。
ニーナコットンはコットン100%の厚い紙。カラープランFS、グムンドカラーマットFSは、カラーヴァリエーション豊かなファンシーペーパーです。
輸入紙の最大のメリットは、日本にはない色の展開、とがった方向性かと思います。
色の展開で言えば、刷色にもよりますが、印刷に不向きな濃い色であったり、暗い感じの色でも、日本の色とくらべて明るかったり(ハッキリしている感じ?)、活版でないと刷れないような厚い上に柔らかい感触を持たせていたり、もともと特殊紙はオンリーワンな要素が強い紙ですが、さらに「代わりがない」感が強くなります。
その分、製品として仕上がった時には、強烈な個性として付加価値を生みます。
デメリットとしては、海外特有の寸法(700×1000)の使い辛さ、輸送費に影響される価格面、輸入にかかる時間での品切れの際の補充の問題などがあげられますが、それをもってしてもなお 有り余る「魅力」がある!! と思います。
輸入車などで、かっこいい、かわいいけど、よく壊れる。修理費が高額・・・でもこの車に乗りたいんだ!という感覚に近いかもしれません。
「ロイヤルブルー」なんて名前の色なども、あちらの「文化」を感じさせますし、活版印刷との相性の良さが、オフセット印刷では表現できない新しいデザインを生み出したり。
ぜひ、高価なだけ、ではない魅力的な輸入紙を手に取ってみてはいかがですか?